そもそも、経穴(ツボ)とは?

経穴とは、経絡の流れる所にあり、気血が集まっているところとされています。基本的に経穴は、人体の臓腑を調整する場所で、各経穴ごとに調整効果が異なります。

※経絡とは・・・
経絡とは、経脈と絡脈のことで、気血の通り道のことを表わします。経脈には十二の正経と奇形八脈、経別というものがあります。そして絡脈とは、経脈から分かれていく通り道で、全身に派生しています。絡脈はそれぞれの経脈同士のつながりを強化する働きがあります。

経穴は経絡上に存在しており、経穴に刺激を入れて上げることで、気血の通りを良くし、身体全体のバランスを整えることが出来ると考えられています。

不眠症に効果的なツボとは?

今回は「不眠症」に効果のある経穴(ツボ)をご紹介していきたいと思います。

① 百会

【百会】

百会

場所:頭の頂点にあり、身体の正中線上に取ります。
効果:不眠症以外にも、自律神経系の不調、頭痛、ストレスなどに効果がみられます。

② 安眠

【安眠】

安眠

場所:耳の後ろにある骨から指1本分下がったところに取ります。
効果:不眠症に適したツボになります。また安眠穴のある場所は、自律神経系と関りの深い筋肉が存在しますので、自律神経全般のお悩みに効果を発揮します。

③ 失眠

【失眠】

失眠

場所:足底のかかとにあり、かかとの中央部に取ります。
効果:失った眠りを回復させるツボで、不眠症の時にはよく使用されるツボになります。

④ 労宮

【労宮】

労宮

場所:手のひらにあり、指を曲げた時に第2・3指(もしくは第3・4指)の先端が当たるところに取ります。
効果:自律神経を整えるツボの代表格で、身体をリラックスさせたい時に使用します。

⑤ 足三里

【足三里】

足三里

場所:膝外側下端から指4本分下に下がったところに取ります。
効果:不眠症に繋がりのある内臓の働きを整える働きがあります。

まとめ

今回は、「百会」「安眠」「失眠」「労宮」「足三里」といった、5つの不眠症に役立つ経穴(ツボ)についてご紹介させて頂きました。

不眠症と言っても、ストレスからくるもの、疾患からくるものなど、原因は様々です。ご紹介したツボについては、不眠症時のセルフケアで使用する代表的なツボとなっております。今回のツボをご自身で試して頂き、自分に合ったツボでケアを行ってみて下さい。

それでも、なかなか良くならないという方がいらっしゃいましたら、一度専門院の私たちにご相談下さい。
細かくカウンセリングを行い、症状に合った施術をご提供していきます。

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